平成11年4月、多くの皆様からのご支援・ご支持を頂戴し県政壇上に送って頂いて以来、現在6期24年余にわたって宮城県議会議員として活動をさせて頂いております。
長きに渡り、私の活動をお支え下さっている皆さま方に心から感謝申し上げます。

この四半世紀近くの間に当地域におきましては平成の大合併により新石巻市、東松島市が誕生し、行政の枠組みが大きく変わり、女川町を含めた石巻圏域が形成されております。

また、我が県では東日本大震災をはじめ相次ぐ豪雨・台風・地震など自然災害の発災により甚大なる被害を受けてきました。そして今、県民の健康を脅かし、地域経済が停滞するなど各界に深刻な打撃を与えた新型コロナウイルス感染症の患者が再び増加傾向にあります。

相次ぐ被災時には宮城県内はもとより世界中から多くの支援の輪が寄せられ、少しずつ平常を取り戻しつつも、世界的な異常気象により繰り返される災害被害や回復しない経済状況等、県民生活は疲弊が続いている状態です。安心で安全な生活を送り、暮らしやすい地域社会を取り戻す為には、県を挙げた危機管理対策の構築と産業や経済の再生が必要であります。そして、何よりこれまで以上の「人」への投資や支援が重要であると考えております。

同時に、県政の重要課題のひとつである人口現象対策に関しましては、少子化対策を推進するため子育て環境の整備、首都圏からの移住を促進するための雇用確保や住宅施策の充実など、魅力ある地域の実現へ向け、県民が一丸となり英知を結集した取り組みが必要であります。

私は、今後尚一層、県民の皆さまの声に耳を傾け、連携をはかりながら県政に反映して参ります。そして、これまで培った豊富な経験と実績をもとに県政の要として課題解決へと立ち向かう所存であります。より一層のご指導ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。

坂下 賢

坂下賢